カルシウムリアクターの設置方法

カルシウムリアクターの設置方法に関してはいくつかの方法があり、ショップ様、担当者(ユーザー)様によって推奨方法が違うのが現実です。どの方法が一番良いかというのは飼育スタイルや設備によっても違うため一概には言えませんが設置方法としては大きく2つに分けることができます。

★サイフォン式

文字通りサイフォンの原理で飼育水からリアクター、そしてサンプへと循環させます。設置方法もきわめて簡単(リアクターの引き込みチューブを本水槽へ入れ、サンプへの戻りチューブをサンプ内に入れるだけ)です。高低差が必要となるためオーバーフローシステムでなければ不可能ですがリアクター内に余分な圧力を掛けることがない方法です。ただし、運転開始後エアの混入などがあるとサイフォンは停止してしまうため注意が必要です。リアクターへの引き込みとサンプへの戻りの高低差が少ない場合も同様です。

★強制循環式

主に循環ポンプなどの配管から分岐してリアクター内を強制的に循環させる方法です。多少の配管作業はありますが飼育水がポンプから送られてくるため確実です。

流量調節バルブの位置

設置方法上で重要なのがこの流量調整用のバルブをどの位置に取付けるかということになります。リアクターの前(引き込み)に付けるか、後(戻り)に付けるかどちらかになりますが、流量調節に関してはどちらに取り付けても違いはほとんどありません。しかし、循環が止まった時にCO2の圧が逃げるか逃げないかという違いがあります。どんなリアクターでもそうですが構造、使用方法上、調整バルブをギリギリまで絞り極わずかの通水量で使用している為、時間の経過でバルブが詰まり循環が停止してしまいます。KH、Caが高いほどカルシウム分等が付着しやすくなるようで一週間に一度は調節し直しが必要です。問題はこの循環が止まった時です。循環が止まってもCO2は供給され続けます。この場合リアクターの手前(引き込み)にバルブがありそこで詰まったのなら、CO2は戻りのチューブから逃げてゆきます。しかし出口(戻り)にバルブがありそこで詰まるとCO2は逃げ場がありません。こうなるとサイフォンの場合は本水槽に逆流して逃げるか、強制循環の場合はポンプ側に逃げる事も考えられます。何よりリアクター本体に異常な圧が掛かり水漏れの原因にもなり得ます。もちろん循環が停止しないようにチェックを怠らなければ何ら問題はありません。