Aquarium Fish Breeding Supply | Topics of AQUA GREEK, Kawaguchi City

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2020.06.19 バレット水位調整!



バレット調整方法

高性能が売りのバレットですが泡の作り方や汚れの取り方も他のスキマーとは違います。
正しい使用法は独自の調節が必要となる為、他社製品に比べて調節が難しいとの誤解もあり、質問が多いのも事実です。そこで、画像入りで特集致しました。

 

(1)まず、エア調整バルブ(画像奥の青いレバーのバルブ)は全閉、排水ゲートバルブ(手前の赤いハンドル)は全開のままポンプを稼動します。その後、排水ゲートバルブを閉めながら画像の位置まで水位を上げてください。ご覧のように多少は泡が出ることが多いです。

 

(2)その後、エア調整バルブを時計の短針の5時くらい(画像を参照下さい)まで開けて下さい。水位はスキマーの筒と四角いグレーのベースの繋ぎ目辺りまで下がり、ご覧のように泡だけが見えるようになります。この時点ではまだ暴れるような大き目の泡しか出来ません。(画像は清掃後の再スタート時のものなので泡が上がっている方です)その後、エア調整バルブを時計の短針の5時くらい(画像を参照下さい)まで開けて下さい。水位はスキマーの筒と四角いグレーのベースの繋ぎ目辺りまで下がり、ご覧のように泡だけが見えるようになります。この時点ではまだ暴れるような大き目の泡しか出来ません。(画像は清掃後の再スタート時のものなので泡が上がっている方です)

 

(3)セットして一日目はこれくらいの泡(水位)で充分です。このまま24時間は待って下さい。大抵の場合その間に違う泡が最上部に出来上がってきます。この状態ではまだ汚れは取れません。ご覧の白い泡の上に洗顔フォームのようなきめ細かく軽い泡が出来始め空気に押されふわっふわっと上部へ押し上げられるようになります。この泡がスキミングをしますので出来上がる前に水位を上げたり下げたりするのは控えて下さい。

 

(4)理想的な汚れの取れ方(付き方)はご覧のような感じになります。黒いフランジ部分辺りから汚れ始め上までびっしりと中に汚れがこびり付きます。この画像は1週間位しか経っていないものですが中の泡が見えなくなるくらいまで汚れたら掃除をしましょう。掃除のときに気付くと思いますが乾いた汚れが取れています。バレットの特徴はこの軽く、乾いた泡で乾いた汚れを筒の内部にこびり付けて取るということです。カップに汚水がどんどん溜まるようなスキミングは微量元素も一番取り除いてしまい、オーバースキミングになります。オートワッサーを接続するとオートワッサー内部に汚水が溜まりますが、これはスキマー内部のエアが全てオートワッサーを通って排気されるために結露現象などで溜まるのがほとんどです。


2020.06.19 メディア交換!



カルシウムメディア交換!

 

カルシウムリアクターの調節が適切だと中のメディアはどんどん減ってゆきます。あまり減るとKHも下がってきてしまう可能性もあります。完全に無くなるまで使うというのは良くありません。補充は早めにしてあげましょう。

 

(1)セカンドステージがあるからと油断していたらこの通り、限界間近といったところでしょうか。粉状になったメディアが塊状になってきている感じです。

 

(2)ポンプを止めてチューブから水を抜いているところです。中の水はできる限り抜いてから作業を開始しましょう。水の重みで器具自身を傷めないように注意しましょう。

 

(3)中のスポンジは、抜いた海水で手もみ洗いをしました。目詰まりしないようできるだけしっかりとすすぎましょう。

 

(4)本体内部も海水できれいにすすぎ洗いをしました。リアクター自体は汚れなどがこびりついたりする物ではありませんので手入れ自体は楽です。本体はこれで準備OKです。

 

(5)メディアはもちろんカリブシー社のARMです。成分が高いレベルで安定しており、その溶け出しが早いのは何よりも有利です。多少pHが高くても溶け始めるのでCO2の添加量も節約していると思われます。一度使うとやめられません。

 

(6)ARMは洗浄してありますのでそのままで使えます。どうしても気になる方はバケツで一度すすいでください。

 

(7)泡は出ますが水はそれほど濁りませんでした。わずかな濁りもアラゴナイト成分(メディアが細かく砕けたもの)と思われます。

 

(8)メディアを入れるときにはご覧のような小さ目の容器があると便利です。こぼさないように慎重に足してゆきます。 今回は古いメディアは取り除き、全て新しいメディアと交換しました。セカンドステージはそのままです。

 

(9)メディアの充填が終わったら元通りに組み立てます。本体のふたをするときはパッキンの当たり面にメディアのカスや不要物が付着していないか充分に確認し、清掃してから組み立ててください。後でそこから水漏れなどがあると結局組み立て直しになってしまいます。再運転初期の濁った水は1リットルほど捨ててからサンプへ入れました。さぁ、復活です!

 


2020.06.19 使用体験!ストップヘアーアルジー!



ケムマリンの新製品ストップヘアーアルジーの使用体験レポートです。

この商品は100%オーガニック(自然由来成分)で出来ておりサンゴ水槽にも安心して使用できる糸状コケの駆除剤です。水流を止めて直接コケに吹きかけて使います。今回、6日間の使用でもすぐそばのミドリイシには問題ありませんでした。ターゲットは指でちぎろうとしても非常に手強い芝生状のコケです。画像中央部分にご注目ください!

177ml 4400円

 

テスト条件

毎日2mlを毎朝1回、照明がつく前に水流を止めて塗布しました。水槽には極力手を入れず、6日目にホースで吸うまではコケには一切触れませんでした。

6月11日

さあ、塗布開始です。
頑固なコケは今までどうしても
取れませんでした。
果たして・・・

6月12日(2日目)

緑色が少し薄くなりました。

6月13日(3日目)

2日目とあまり変わらず・・・

6月14日(4日目)

草の量が減っている感じです。

6月16日(6日目)

水換えのついでにホースで
吸ってみるとビックリ!
コケが無くなりました!!

4日目以降、コケが白っぽくなってきたのが効いている証拠だったようです。塗布するときはなるべくコケの根元にかけるようにすると良いようです。ライブロックごと取り出せる場合は別の水槽(容器)に移して集中駆除したほうが良いかもしれません。別容器の場合、白くなったらブラシで擦ると更に効果的でしょう。

このレポート以外にも全国各地から様々な使用体験を頂いております。『細くて柔らかいコケは一度の塗布で溶けてしまう』 『ハネモでも、しつこく塗布を続ければ(5日間)白くなって死んでいく』など、圧倒的に効果ありのレポートが多いです。あまり効果が確認できない場合は水流を止めないで使用したり、止める時間が短い(1~2分)場合でした。今後は更にデリケートなミドリイシ類への影響を重点的にレポートしたいと考えております。現段階では生体へのダメージの報告はありません。90センチ水槽での過剰添加(一度に30ml以上を数日間)でろ過槽、ウールマットなどに赤っぽい色(液体の色)の付着が見られた例がありました。オーガニックとはいえ少しづつ添加量を増やすなどの配慮をお願いします。


2020.06.19 使用体験!硝酸塩完全除去剤 AZ-NO3!



硝酸塩完全除去剤 AZ-NO3の使用体験レポートです!

 

150ml 3500円
240ml 4800円

 

硝酸塩の完全除去剤(直訳)と聞くと本当かな?と思うのが当たり前、それほど硝酸塩の管理は難しいというのが常識的な考え方でしょう。そこで最近特にリピートが多いAZ-NO3をレポートします。

この商品はアメリカでも人気のある商品でメーカー工場ではこの商品のみを製造しているくらいです。基本的にはバクテリアの活性剤です。硝酸塩を還元して窒素に変え、水槽中より除去してくれる還元バクテリアは通常、酸素が無い嫌気域と呼ばれる砂の深部などで活動します。しかし彼らは酸素のある場所にもたくさん生息しています。ところがそこでは還元はしません。酸素が豊富にあるため、無理に硝酸塩から酸素を奪わなくても良いため、別の活動(主に有機物の分解)をしています。その彼らに好気域でも還元をさせるための活性剤が、このAZ-NO3です。ですから硝酸塩の蓄積する環境では必ず効果があるはずなのです。もちろん飼育環境による多少の差はあるにしても完全除去剤と謳っている以上、期待しても良いはずです。

 

【飼育環境】

60×45×45水槽(18年12月セット)
上部フィルター、ろ材パワーハウスM(5kg)
プロテインスキマー PM外掛け式 HOT-1
底砂なし、ライブロック10kg程度
タンクメイト (カリビアンピグミー、ヒレナガハギ、スプリンガーズデムワーゼル×3、ペパーミントシュリンプ)
給餌 1日1回 シュアー スプーン小さじ一杯程度
水換え 一週間に一度コケ掃除のときに10Lのみ

上記のほぼ同じ条件(タンクメイトは当初、スズメ10匹でした)で半年飼育し、硝酸塩は100ppm(試薬の色は真っ赤です!)になりました。

この条件は変えずにチェックしました。

この商品は100Lに対し以下のように徐々に増やしながら添加します。硝酸塩が多い水槽内に大量に入れると亜硝酸の増加や、急激なバクテリアの活性による酸欠などの恐れがあるためです。
1日目: 2滴

2日目: 4滴
3日目: 8滴
4日目: 16滴(1.5ml)
5日目: 32滴(3ml)
6日目: 64滴(5.5ml)
日目以降: 硝酸塩が検知できなるまで毎日8ml

 

6月20日(水)2滴添加

さぁスタートです。あまり説明書きは要らないでしょう。ご覧の通り真っ赤です。。。1日目は100Lに対して一滴なのですが勢いあまって2滴入ってしまいました。いきなりすみません。といった感じですが大丈夫でしょう。

6月21日(木)3滴添加

昨日2滴なので今日は3滴入れました。明日は4滴でその後は説明書どおりにいけそうです。

6月22日(金)4滴添加

少し赤色が薄くなったような気もしますが写真写りのせいです。肉眼ではほとんど変わっていません。

6月23日(土)10滴添加

少し入れ過ぎてみました。8滴のところ10滴位なら悪影響は無いと思われます。保証はありませんがせっかくですから試してみます。少しですが色が薄くなった感じが画像でも分かります。50ppmくらいかも。

6月25日(月)18滴添加

間違いなく赤色が薄くなってきました。25~50ppmの間といったところでしょうか。ちょっと嬉しい変化です。生体は元気一杯、特に変化もありません。

6月27日(水)36敵添加

実は昨日は1日外回り仕事のため添加できず、1日空いてしまいましたがご覧ください。かなりいい感じです。サンゴでも耐えてくれそうなレベルです。

6月28日(木)64滴

(キャップ半分)添加
来ました!色が劇的に変化するこのレベルはやはり嬉しいです。0とは言いませんがほぼ0に近いですね。今日の量を今後は入れ続けます。

6月29日(金)キャップ半分

添加
さぁ、誰が見ても0でしょう、これは。やりました、AZ-NO3万歳!驚きです。

7月3日(火)

昨日で添加を一時ストップしました。先日の一週間ぶりのコケ掃除では明らかに茶ゴケの少なさを実感しました。最高です!

 

AZ-NO3はその反応(効果)について科学的根拠のハッキリしている商品です。もちろん飼育環境により差が出るとは思いますが、これほど速く硝酸塩が還元されるのは驚きでした。使用方法を守れば安全、且つ確実に硝酸塩を下げることが出来るすばらしい商品であることを再確認でき満足です。メーカーのやらせみたいな結果と思われるかもしれませんが、全て事実であり、何より私自身がユーザーとして一番満足しております。是非あなたの水槽でも実感してください!

今回の実験では硝酸塩が100ppm程度から始めているので結果が早かったのだと思います。当然もっと高い数値の水槽もあると思います。基本的に硝酸塩は半分水換えをすると半分の数値になりますので、硝酸塩濃度があまりに高い場合は100ppm位になるまで水換えをしてからAZ-NO3の添加を始められると良いと思います。
今回の添加は旧バージョンの取扱説明書で添加をしていました。1日目は100Lに対して1滴、2日目2滴、3日目4滴だったのですが新バージョンになってからは初日が2滴、以後4滴、8滴・・・となっています。くれぐれもいきなりの入れすぎには注意してください。。。


2020.06.19 循環ポンプのメンテナンスにチャレンジ!



マグネットポンプは高価ですが静かで耐久性の高いポンプです。しかし、機械である事に変わりはなく、休むことなく動いている為、時間と共に当然性能は落ちてゆきます。定期的なメンテナンスをすることで落ちてきた性能を回復することも出来ますし、耐久性も確実にUPします。特にカルシウムリアクターを使用してKHやCaレベルの高い水質を維持している水槽の場合はポンプ内部にもカルシウム分等が付着しやすくなりますので定期的なメンテナンスの効果は大きくなります。マグネットポンプの分解掃除と聞くと難しいことと感じるかもしれませんが、今回使用した工具はプラスドライバーと、付着したカルシウム分を落とす為にマイナスドライバーを使っただけです。毎日休みなく働いている循環ポンプを中までキレイにみがいて元気にしてあげましょう。

ポンプを濾過槽から外すときは濾過槽の水をすべて抜く必要はありません。ご覧のように濾過槽内のパイプにエルボをつけて配管を立ち上げ水面より上げてやれば水は出てこなくなります。

 

ポンプを濾過槽から外すときは濾過槽の水をすべて抜く必要はありません。ご覧のように濾過槽内のパイプにエルボをつけて配管を立ち上げ水面より上げてやれば水は出てこなくなります。

 

(1)ポンプの掃除はインペラと呼ばれる風車の羽のような部分を中心に行います。この部分は常に水と触れている為、付着物が一番多くなります。通常、6本程のビスで止められているだけで、簡単に脱着が出来るようになっています。

 

(2)プラスドライバーで緩めます。それほど強く締まっていることはないと思いますが、しっかりと本体を押さえて一本ずつ外していきましょう。

 

(3)すべてのビスを外すとインペラーのケース部分が簡単に外れます。三相ポンプの場合はこの部分を分解、掃除すればOKです。

 

(4)ポンプ本体側はマグネットの回転部分が確認できます。こちらの部分は水につけるわけにいきませんのでご注意下さい。特に汚れるような部分ではありません。

 

(5)ご覧のように2つに分かれます。開けにくい場合はマイナスドライバー等を使用してゆっくりと少しづつ開けてください。ケースの材質は樹脂ですのでドライバーで破損することのないように注意して下さい。

 

(6)開けるとびっくり、白いはずのインペラーがほとんど茶色になっています。固くて簡単に取れそうにありません。これでは相当回転しにくいと思われます。

 

(7)特にインペラーの中心部の小さな穴の周りは付着物も厚い感じがします。

 

(8)インペラーはくぼみにはまっているだけですので簡単に取り出せます。

 

(9)とにかく固く頑固な付着物はマイナスドライバーで削ぎ落とすしかありません。カルシウム分などは酢に漬けておくと簡単に落とせるようになるそうですが結構長い時間漬けておかなければならないようです。一晩漬けることが出来れば作業は楽な様です。

 

(10)とにかくひたすら研くこと30分、結構きれいになりました。結構時間も掛かりました。。。

 

(11)インペラーもスッキリ!多少黄色味は残ってしまいましたが付着物はほぼきれいに取れました。

 

(12)インペラーの裏のくぼみ部分もご覧の通り白くなりました。

 

(13)後は元の通りに組み立てます。

 

(14)組み立てる、とは言っても工具は入りませんので簡単です。きれいになったので手で簡単に組み立てられます。

 

(15)インペラーケースを本体に取り付けます。締め付けるときは車のタイヤの締め付けと同じ要領で一本だけを強く締めたりせず、まず、一本を軽く締めたら中心に対してその対面になるビスを締め次のビスを締めたらその対面のビスを締めるようにしてください。くれぐれも一方向から順番に強く締めていくのは止めてください。何度も少しづつ締め付けていくようにして、最終的にはすべてのビスが同じくらいの力で締め付けられるようにしてください。締め付け時は、強く締めすぎないようにしてください。

 

(16)完成です。本体外側もきれいに拭いてあげれば新品の輝き(!?)です。ちょっといい気分です。元通りに濾過槽に接続して、また頑張ってもらいましょう。

 


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