チューブ接続継手の接続口についている抜け防止リングを押さえながらチューブを抜き、チューブ切断面(斜めに切れていないか)、チューブにキズや傷みがないかを確認してください。斜めに切れている場合やキズがあった場合は、はさみやカッターなどで、5mm~1cmほど、切断面が真っ直ぐになるように切断して、再度継手に差し込んでください。その際、チューブがつぶれ断面が○ではなく楕円形になった場合には指で押して、なるべく○になるように形を整えてから差し込んでください。必ず継手の奥に当たる手応えのあるところまでしっかりと挿し、チューブのみを軽く引っ張り、抜けない事を確認してから通水してください。
上記の措置を行っても水漏れが止まらない場合は、部品交換が必要になります。すぐに使用を中止し、お手数ですが弊社、もしくはご購入先店様にご連絡ください。
加圧ポンプのチューブは内部が特殊形状の継手にチューブを差込み、袋ナットで締め込む事で接続します。この締め込みが弱い場合には、水が漏れる場合があります。このような場合には小さめの工具(モンキーレンチなど)を使用して増し締めを行ってください。通常出荷時にはポンプのIN側はチューブを接続した状態になっていますので、正確に締まっている状況を確認し、再度しっかりと袋ナットを締め込んで下さい。チューブの先端が斜めに切断されていたり、キズがあると、水が漏れてくる場合がありますので、チューブ先端部の状態も確認し、異常がある場合は、前述の要領で先端を切断して再接続して下さい。
上記の措置を行っても水漏れが止まらない場合は、部品交換が必要になります。すぐに使用を中止し、お手数ですが弊社、もしくはご購入先店様にご連絡ください。
メンブレンのふた部分を開けると内部にゴムのOリングが入っています。このOリングが正しく入っていないときに水が漏れてしまう可能性があります。このような場合は一度Oリングを外し、裏返して装着し、再度締めてみてください。Oリング取り付けの際は、先にふた部分ではなく、本体ケース側にOリングをセットして、ふたを閉めてください。
上記の措置を行っても水漏れが止まらない場合は、部品交換が必要になります。すぐに使用を中止し、お手数ですが弊社、もしくはご購入先店様にご連絡ください。
クロノスレインの水圧計は針の軸部分を衝撃、振動から守るために、専用のオイルが充填してあります。軸部の保護が目的の為、70~80%程度の量しか入っておりませんが、正常ですので、安心してご使用ください。
クロノスレインのフィルターは、専用設計になっておりますので、他メーカーの浄水器には使用できません。同じような形状のハウジングに収まったとしても、予期せぬ不具合が起きる可能性もあり、安定した性能をお約束できません。特にメンブレンは排水と純水の比率が重要であり、排水量の合わない状態での使用は、本来の除去率を発揮する事ができませんので、ご注意ください。
クロノスレインの縦型に3本並ぶ10インチハウジングの向かって左側になる、イオン交換フィルターのハウジング内は、他の2本のフィルターのハウジング内と違い、水が満水にはなりません。このハウジング内はフィルター外側を上から水が入り込み、下部中央からイオン交換フィルターに入り上へと水が流れる為です。ですから、下部にフィルターがわずかでも水に浸かる程度の水が溜まっていれば、正常に機能します。
クロノスレインは、一日に180ガロン(約680L)もの生産量を誇る、高性能メンブレンを使用していますが、メンブレンはその特性上、水圧が低いと除去率が悪くなってしまいます。規格上は水圧4.2kg/cmで作られていますが、アメリカや欧州と違い、日本は水圧の低い地域がほとんどです。加圧ポンプ無しで使用時の水圧計を確認し、水圧が4.2kg/cm(60psi)以下の場合は加圧ポンプを使用してください。本来のメンブレンの除去率が得られることで、後続のイオン交換フィルターの寿命も最大限に伸びます。
クロノスレインの組み込み部品の中に100psiまでの水圧で不具合を起こす部分はありませんが、100psi以上になると水圧計の故障、メンブレンの目詰まりによる寿命低下、水漏れを起こすことがあります。適正水圧付近でご使用ください。また、冬場などの水温の低い場合はメンブレンの生産量が低下するため、水圧は夏場より上がります。